第78話 定期的な情報発信
先週のコラムで「既存客や見込み客に定期的に情報発信をしているかどうか」が、まず今やるべき事だというお話をしました。
しかし、いざ取り組みとなるとどうすればいいのか?今回はそのあたりをもう少し詳しくお伝えしていきます。
今時、道具はいっぱいあります。中でもメルマガやブログより気軽に発信でき、さらに今や情報受発信の中心である「スマホ」との親和性も高いSNSがおススメです。
2020年夏に、このコラムでもこれからの情報発信はSNS活用がいいですよ。というお話をし、普及率が9.000万人近くと高いLINEがおススメとお伝えしました。しかし、あれから約1年半で違う成果も出てきています。
先週のコラムでご紹介した成果の出ているお店をみてみますと
イタリアン:Facebook、
埼玉の和食店:Facebook
東京のお好み焼き店:Twitterとブログの併用
愛知の食堂はInstagram
愛知のバーはInstagramとブログの併用
等々、様々なSNSを使って成果を出されています。
共通して言えるのは、どのお店も「ほぼ毎日」投稿しているという点。投稿のほとんどがシンプルな内容ですが、毎日こつこつが成功の秘訣と言っていいでしょう。
LINEももちろん、有効ですし、活用されているお店も多いかと思いますが、LINEはお友だち登録した方に直接お届けするもので、どちらかというとメールに近い感じです。
ですので、もし毎日配信したら、ブロックされてしまうかもしれません。以前このコラムでも“お友だち”へのメッセージは週1回が目安。と書きました。
LINEにもタイムライン(最近はLINE VOOM)という機能があって、これを使えば、メッセージのように、一人一人に届けるのではなく、不特定多数に向けたプル型の投稿機能もあります。
しかし、LINEは新しい関係づくりより、既存の知り合いと連絡を取る手段としての使われ方がほとんど。使う側としては、情報収集はLINEではなく、InstagramやTwitterやFacebook、あるいはGoogle検索といったところのようです。私も一人のユーザーとしてそう使っています。
ただ、これはあくまで私が知る限りの話ですので「LINEでこんな成果が出た」という経験をお持ちの方はぜひ下記までお知らせください。
→ ajimori@clock-work.net
お礼にコラム第1話から31話までをまとめた特別レポートを進呈します。
※昨年6月に電子版が発売された私の著書「25人に1人の店長しか気づいていないお客様の集め方・増やし方」の購読者限定で配布させていただいたものです
ともかく、大事なのは何を使うかではなく、いかに高頻度でしかも継続的に投稿できるかです。
ぜひ取り組んでいただければと思います。
参考になるかどうかわかりませんが、少し私の例もお話させていただきます。
コンサルタントという仕事は形ある商品を売っているわけではないですし、どこかに店舗を構えているわけでもありません。ですので、集客とか営業といった活動が一筋縄ではいかない業種です。
始めた当初はもちろん、知名度ゼロ。仕事獲得の重要な要素である信用も実績もゼロ。こちらからアプローチしようにも、とっかかりが見つかりません。ポスティングやチラシ配布も効果ゼロでした。
また、個人的にも売り込みとか営業が苦手でしたので、当初は本当に苦労しました。集客UP塾なのに、集客できないではシャレになりません。そこで、個人で専門ノウハウを売り物にしている方々のやり方を研究し見えてきたのが、
1.「有益な情報を定期的に配信し、信頼や共感を得る(関係づくりをする)」
2.「関係ができてきたら、オファー(商品やサービスの案内)をかける」
という方法。
最初はメールマガジン(週刊)を始めました。当時はメルマガブームでもあり、読者も順調に増え、このコラムのような記事を書きながら、小冊子販売や、勉強会へのお誘いなどをしていましたが、毎週確実に一定の売上や申し込みがあったものです。
その後、徐々にメルマガの反応が落ちていき、新たなコミュニケーションツールとしてSNSが登場しました。まずはやってみようという事で、2010年からTwitterを始め、その翌年にFacebookの個人ページをスタート。2014年には集客UP塾のFacebookページも開設しました。
集客UP塾のFacebookページでは毎週1回飲食店さん向けの繁盛ノウハウを投稿。Facebookの個人ページとTwitterでは、オンオフ問わず日常の出来事を大体2日に1回のペースで投稿しています。
土屋先生のSNS投稿(左(又は上)からTwitter、Facebook個人、集客UP塾Facebookページ)
飲食店専門のコンサルタントとして17年目に入りますが、広告も営業もほとんどしていませんが、おかげさまで、今日まで生き残ってきました。
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【土屋先生からの一言】
あなたもぜひ、定期的な情報発信に取り組んでください。それがこのコロナ禍を生き抜く第一歩です。
というわけで、私からのお知らせです
繁盛の第一歩【すぐできる情報発信入門講座】を開催したいと思います。
この講座を受けることで、楽しみながら定期的な情報発信が可能になり、既存客及び見込み客との良好な関係づくりができ、あなたのお店は決して忘れられないお店になることでしょう。詳しくは次週以降お知らせいたします。
このコラムへのご意見、ご感想などをお待ちしております。
こちらまでお寄せください→ajimori@clock-work.net
または、味守りプロジェクトHPまで