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第3話 顧客リストの集め方 その2
前回、アナログの情報発信における顧客リスト収集についてお話ししました。今回は、スマホの急速な普及や、様々なSNSの誕生によって、その効果が年々高まってきている、デジタルでの情報発信に取り組む場合のお話をしたいと思います。
デジタルでの情報発信におすすめのツール
デジタルの情報発信ツールとしては、メールマガジン、twitter、Facebook、LINE、インスタグラムなど様々なものがありますが、お客さんとの関係づくりに一番おススメなのはLINEです。
まず普及率が高い!(他のSNSと比べてもその差は歴然)
LINE:77.4%
Twitter:38.5%
Instagram:35.7%
Facebookが21.7% ※ICT総研、2020年7月 SNS利用動向調査より抜粋
さらに、反応率がいい!メルマガの5倍とも10倍とも言われています。
これまでデジタルのコミュニケーションツールには流行り廃りの波がありましたが、この普及率の高さは、私たちの生活に定着したといっていいのではないでしょうか。
そこで今回はLINEを活用した「顧客リストの集め方」についてお伝えしていきます。なお、すでにメルマガや、Facebookなど、他の手法で、満足できる結果が出ている方は、今のやり方を継続していただければOKです。
なお『LINEはよく知らない』とか『私、ガラケーなんです』という方は、前回のコラムを参考に、アナログでのリスト収集と情報発信に取り組んでいただければと思います。
LINEを店舗などの情報発信ツールとして活用する場合は、「LINE公式アカウント」(以前のLINE@)の開設が必要です。無料で始められますので、まずは使ってみることをおススメします。
※LINE公式アカウントの詳細はこちらでご確認ください。
デジタルでの情報発信での顧客リストの集め方
LINEの顧客リスト収集でポピュラーなのは、来店してくれたお客さんに、店頭POPやショップカード等に表示した、お店のQRコードをスマホから読み取ってもらって“友だち”になっていただく(連絡先を教えていただく)こと。
お店のWebサイトやブログなどからも友だち追加は可能ですが、まずは来店客とつながっていくこと(質のいい顧客リストの収集)に集中するべきです。
なお、LINE公式アカウントでは友だちの数が1000人ぐらいになってくると、手ごたえを感じることが多いようなので、そこを目標に取り組みましょう。
ただ、これはアナログでのリスト収集にも言えることですが、焦る気持ちから、派手な特典をつけたりして、むやみやたらに集めないこと。そうやって集めたリストに、いくらお知らせを送っても反応は悪いです。
LINEの場合“友だち”になっていただく目安は日々の来店客の2割から3割。あなたが「親しくなりたい」と素直に思える方だけにお声がけしてみてください。そういう方はかなり高い確率で“お友だち”になってくれるはずです。
なお、“お友だち”へのメッセージは週1回を目安にするといいでしょう。
次回は集めた顧客リストに、どんな内容のメッセージを送ったらいいのかというお話をしたいと思います。
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