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飲食店は「新しい生活様式」に対応するため、テイクアウトなど今までと異なる営業形態を模索する必要がある。「あぐー」の自社の農場を持ち、県民と観光客に広く県産豚肉の美味しさを提供してきた「我那覇豚肉店」での新たな取組とは?

衛生管理で飲食店の新型コロナ対策を応援するプロジェクト。
「衛生管理の見える化」「待たずに受取り」「SNSでのお店とファンの情報交換]を徹底し、それぞれのお店のファンとお店をつなぐ仕組み。
このプロジェクトを通じて、飲食店での「テイクアウト・物販商品の安全確保」と「小規模飲食店の新たな営業方法の確立」を模索する。  

お客様への思い

【写真】緊張しながらもお客様への思いを話す金城マネージャー

 那覇市内の多くの飲食店と同様に「我那覇焼肉店」も新型コロナ対策の自粛期間の間自主休業し、1ヶ月の休業を経て6月10日にやっと営業を再開した。
 久茂地エリアの角にある同店に対して、地域の人々から「街の灯りが無くなった」「交差点が暗いよね」と休業を残念がる声をかけてもらえた。
「お店がそこにあること」だけでも、地域に貢献できていることを知り、「素直に嬉しかった」と金城マネージャーはインタビューに答えてくれた。

今までお店を続けてこれた理由

【写真】自慢の新鮮なホルモン。あぐーだけではなく和牛ホルモンも豊富。
  • 自社農場で豚を育てているお肉屋さんの強み

同店は、県北部にある自社農場で丹念に豚を育てていることからこそできる強みを活かし、沖縄には馴染みの無かった「豚ホルモン」を定着させてきたという誇りがある。
なかなか馴染みのなかった豚ホルモンに対し、常連さんが付き、そのお客さんにメニューにも掲載していない新鮮な希少部位のお肉を準備できることが何より嬉しかった。

  • 大切に育てている「豚」が持っている可能性

金城マネージャーは、今までお店を支えてくださった皆さんに、変わらぬ豚肉の美味しさを届けるとともに、新たな豚肉の魅力を発見して伝えていきたいと話す。
「私達のお店の思い、大事に育てている「豚」を通して皆さんに提供できる価値を、できるだけ丁寧に伝えていきたいと考えています。」

コロナ対策後のお店について

 やはり、現状では、大幅に来客数が減少しており、感染対策のために席数を減らした影響は大きい。
「今までの待っているだけのアプローチでは、お店の味を守ることができないと感じています。」と金城マネージャーは危機感をあらわにする。
 今後は、あまり重視して来なかったSNS、YouTubeなどでしっかりとお店の想いとひとつひとつのメニューの後ろにあるストーリーを伝えていきたいと語ってくれた。
「安心して食事をしていただけるように令和2年6月から義務化されたHACCPと三密対策についてもアプリを利用して、毎日記録を行っています。私達の取組みである「衛生管理計画」は皆さんに見ていただけるように公開しています。」

【写真】HACCP対応アプリの衛生管理計画の管理画面

決められたルールでしっかりと調理できているかどうかを毎日、現場スタッフに振り返ってもらっている。

味守り応援メニュー(テイクアウト・物販)の開発状況

【写真】味守りメニューの試作品。これから色々手を加える予定

豚肉の脂身の甘さと、お肉の噛みごたえを最大限活かすメニューとして「あぐー西京焼き」を開発中。「我那覇ならではのこだわりの味付けを店長と試行錯誤しながら、開発しています。」
 味守りプロジェクトを通じて、「我那覇焼肉店」がどんなお店かを知ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。と語ってくれた。  

本サイトで、味守り応援メニューが注文できるサイトへリンクする予定です。お楽しみに!
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