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第4話 反応のいいメッセージとは?

今回は、集めた顧客リストに対し「どんなお知らせを送るのがいいのか?」というお話をします。

重要なのは「送る内容」

前回まで、一定数以上の質の良い顧客リストの集め方についてお話ししましたが(詳しくはコラム第2話・第3話をお読みください)、次に重要なのは“送る内容”です。繰り返しますが本当に重要です。

苦労して集めた顧客リストを台無しにしてしまいかねない、ハガキやメールを数多く目にしてきた、私の実感です。

今回は、過去15年ほど、様々なお店の情報発信をアドバイスしてきた中で見えてきた、地域密着のお店ならではの“成功法則”【DMで好反応を得るための7つの原則】というものをご紹介したいと思います。

【DMで好反応を得るための7つの原則】

その1:定期的にお知らせをすること

ハガキの場合、月に1 回、最低でも3ヶ月に1 回はお知らせをしましょう。それ以上間隔を空けると反応が極端に落ちます。(LINEなら週1が目安)

その2:差出人の名前を名乗ろう

当店では・・・、当社では・・・、これではなかなか響きません。お店のDMといえども、特定の相手に送るのですから、「私信」「お手紙」と同じです。発信する方の名前を名乗りましょう。読み手の反応が違います。

 その3:売り込みばかりのお知らせはしない

初めの頃は特に注意!来店誘導や、予約のお願いなど、いわゆる“売り込み”は多くても3回に1回に。そうでないと、ハガキはゴミ箱行きに、LINEのメッセージはブロックされるでしょう。

 その4:自分の気持ちを書こう

「○○○を使った風味豊かな・・・」とか「とってもジューシー・・・」とか、ありがちな修飾語で飾られていても、読み手には響きません。「○○○の風味がきいていて、思わずお酒がすすんじゃいました。」といったような、書き手の気持ちが表現されていると共感してくれます。

 その5:お店の“奥の”話をしよう

店名の由来、お店の理念やミッション、といったちょっとかしこまった話や、お店の近況報告や自分の失敗談、新メニュー開発の苦労話など、身近な話題を送っていくことで、お客さんとの距離が近くなっていきます。

 その6:相手の気持ちを考えて送ろう

例えそれがフェアの案内や、来店依頼のDMでも、相手の興味にフィットした内容なら、売り込みとは感じません。むしろ感謝されるでしょう。

 その7:DMの第一の目的は来店してもらうためではない

一見矛盾しているかもしれませんが、真理なんです。お店もお店の情報もあふれている現代では、『お店を忘れないでいてもらう事』がまず第一です。

いかがでしたか?

お客さんとのいい関係づくりのため、また一人でも多くの方に来店していただくために、参考にしていただければと思います。

次回は、情報発信に取り組んでいるお店のハガキやメールやLINEメッセージなどを紹介しながら、具体的に解説をする予定です、お楽しみに!

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